人間科学科

「やりたい」を探しに、
「なりたい」をつかみに

人間科学科は広い学問領域から学びを進めて、これから「やりたい」ことを探すあなたや、教職課程や資格取得など「なりたい」ことがあるあなたを、少人数教育で応援する学科です。人間と人間をとりまくさまざまな社会的・教育的・文化的な問題について、幅広い視点から総合的に考えることができる人材を育成します。

(株)北海道新聞社 採用2016年3月卒業
川村 太一さん(鵡川高校出身)

ガクインで学んだ社会学などの視点を営業職として生かしながら、地域の情報を読者にもっと届けたい。
甲子園へ行きたくて、地元夕張を離れ鵡川高校へ入学。野球部の寮で暮らし、3年間野球づけの毎日を送りました。結局甲子園には行けませんでしたが、すぐ社会に出るより大学で色々学んで将来を決めたいと思い公募制総合推薦で入学。幸いガクインにいた野球部の先輩から話を聞く機会があり、社会や文化など5領域を幅広く学べる人間科学科を選びました。特に 印象に残ったのは社会学のフィールドワーク。2年次は置戸町のオケクラフト生産者、3年次は福島県昭和村に移住に関するインタビュー調査へ。実際に自分で見聞きすることの奥深さを学びました。また就活に役立てたいとエクステンション講座で、旅行とPC系の資格を取得。安く受講できるので助かりました。3年次の年末からは企業説明会へ参加。北海道新聞社に強く惹かれましたが、難関の就職先なので無理かなとも思いました。でもやるだけやってみようと、応募したのが4年次の6月。7月の筆記試験を経て、8月の面接の後に内定通知が。面接ではキャリア支援課での指導が役立ちました。営業職採用なので部署も色々あり、期 待で胸がいっぱいです。ここで学んだ地域社会学やゼミの体験を、地方紙の社員として生かしたいと思います。

就職内定までの流れ

1年
まず大学生活に慣れることを優先。徐々に見聞を広めながら、将来の仕事についての知識収集に努める。人間科学科は公務員志望が多いので、漠然と自分も公務員を目指す気持ちに。

2年
旅行関連に興味が湧き、エクステンション講座を受け「国内・総合旅行業務取扱管理者」の国家資格を取得。パソコンMOS(ワード、エクセル)の資格も取得。

3年
12月頃から企業説明会に参加。1月に北海道新聞社の説明会に参加し、入社したいという気持ちが強まる。

4年
6月に北海道新聞社へエントリーシートを提出。7月に筆記試験、8月中旬の面接を経て、営業職で内定。同社採用はガクイン生初の快挙。

Points

学科の特徴

人間科学科は、人間について深く考えてみたい人、社会における諸問題に強い関心をもつ人を歓迎します。さまざまな分野の研究者が集まっているので、講義を受ける中で自分の問題意識を深め、もっともフィットするアプローチ法に出会うことができます。学際性と専門 性を兼ね備えたカリキュラムをとおして幅広い教養を身に付け、社会で直面する一つひとつの困難に自分で考えて柔軟に対処できる力を養ってほしいと思います。多面的な存在としての人間および人間社会・文化について「広く深く」学んだ上で、自分が一番関心を持って いる領域を見極めて3年次から専門ゼミナールに所属し、最終年度には卒業論文を書きます。この「自分の集大成的な作品」をつくることも、人間科学科の大きな特徴です。
「やりたい」が見つかり、「なりたい」をつかむ、5領域。
人間のもつ多面的な側面を社会、福祉、心理・教育、文化、思想の領域から学際的にとらえていきます。そのうえで、自分自身が最も興味や関心をもつ分野を専門的に深めていくカリキュラムが組まれているのが特徴です。
視野を広げ、視点を変える フィールドワーク実習を重視
フィールドワークとは、現地調査・野外研究のこと。地域や社会の出来事を捉え、解き明かすことで、視野が広がり、視点が変わることが大きな目的です。
主なフィールドワーク実習(2015年度)
  • 福祉施設見学・講話[各福祉施設]
  • オケクラフト生産者のインタビュー調査[置戸町]
  • 移住に関するインタビュー調査[福島県] など

教員免許、国家資格取得を見据えた カリキュラム編成
教職や各受験資格取得のための課程において、所定の単位を修得することで、免許や受験資格が得られるカリキュラムとなっています。
過去5年間のデータ
社会福祉士国家試験受験資格取得者158名
精神保健福祉士国家試験受験資格取得者10名
社会教育主事24名
学芸員45名
教員免許取得者(複数免許取得者含む)73名
※社会福祉士・精神保健福祉士については、4年次で受験して卒業前に  資格を取得して就職する学生も多数います。
Image of Learning

学びのイメージ

カリキュラム Curriculum

3年次のタイムテーブル例
小泉 裕寿さんの場合(4年生・秋田県立能代高校出身)
「人間とは何か」を追究でき、教育・福祉・心理を学べることから入学しました。若者が抱える課題を体系的に学ぶ「児童福祉特論」は、現状の流れがよく理解できる授業。家族支援なども取り上げるので、ゼミのテーマ「家族社会学」の学びにもつなげられます。資格取得のため、社会福祉士と教職関連の科目は必ず履修。将来は教育と福祉を結び制度の狭間を埋める仕事がしたいので、多面的な学びを意識しています。

Pickup Curriculum

講義紹介

フィールドワーク
講義で学んだ調査法を、一連のフィールドワーク体験を通し習得。 さらに、「地域づくり」に携わる社会的意義も学び取る。
社会領域の研究法・実習科目であるこの授業では、社会学における経験的・実証的研究のためのトレーニングを行います。社会調査法の講義で学んださまざまな調査法を、実際の現地調査つまりフィールドワークの体験を通じて身につけることを目的としており、そのために、履修者は社会調査の一連の行程のすべてを体験することになります。具体的には、現地調査を計画、実施し、収集した情報・データを整理し、解析・分析し、その結果を記述して調査報告書として仕上げるまでを、グループや個人で分担して担当。またフィールドワークを通じて、実際に地域づくり活動をしている方々と交流し、その体験を通じて「地域づくり」に携わることの社会的意義を実際に感じ取ってもらうことも狙いとしています。

内田 司教授

東北大学教育学部卒。同大学院教育学研究科博士課程修了。 東北大学教育学部助手。札幌学院大学人文学部助教授を経て、現職。



人間科学基礎論
「多様性」という共通テーマのもとで、わたしたちの生き方やその存在、そしてそれを可能とするような社会のあり方について、様々な角度から考えていきます。社会、福祉、心理、教育、文化という専門の異なる複数の教員によるオムニバス形式の授業で、人間科学科の学びの広がりを理解します。
生命倫理学
生命科学の進歩により、新たな選択肢が生まれ、生命に対してわたしたちがどう決断するかが迫られているという現実があります。この講義では、延命治療の拒否や安楽死、さらに不妊治療をめぐる問題や遺伝子工学による生命の操作や改造などを題材としながら、生と死をめぐる問題について考えていきます。
日本社会史A・B
歴史は限られた人々による営みではなく、社会を構成する有名無名の人々が、男女差、身分制、芸能や職業の集団、家族などのなかで変化しながらつくりあげてきたものです。社会の習慣や文化もその地域の人々がつくってきた歴史であり、現代社会に生きる歴史的存在である自分を見出だすための学びです。
家族社会学
家族のあり方は社会のあり方によって変わりうるものです。わたしたちが生きる現代社会においては、どのような家族のあり方が求められているのでしょうか。また実際にどのように家族生活が営まれ、そこにどのような課題や問題が生じているのでしょうか。具体的な題材に即して考えていきます。

児童福祉論
福祉を必要とする子どもと家族のニーズ、そしてそうした子どもと家族を支援する政策と実践について基礎的な理解を得ることを目的とします。特に社会的存在としての子どもということを意識し、わたしたちが抱いているそれぞれの家族観をとらえなおしながら「子ども」という問題を考えていきます。
障害学
障害のある人の生きにくさは、障害のある人自身の個人的な問題とみなされがちです。しかし、当事者の視点に立つと、その生きにくさはむしろ社会の側が生みだしていることに気づきます。この講義では、「障害」を切り口に私たちが生きるこの社会のありようを考えていきます。
発達心理学A・B
人間は生まれてから死ぬまで、他者とかかわりながら育ち変化し続けます。人間という存在と人間同士のケアの本質を理解するには、その発達過程を学ぶことが大切です。具体的な研究事例をもとに、できるだけ日常生活のエピソードとも結びつけて、人間の発達の豊かさを実感的に理解することを目指します。
社会心理学A・B
社会心理学Aでは、人間が集団内にいる時により起こりやすくなる行動・逆に起こりにくくなる行動の特徴などについて学びます。社会心理学Bでは、対人関係がどのように成立し、発達し、維持されるのかを、特にコミュニケーション行動と関連づけながら学びます。

Seminar

ゼミナール

研究論文のディスカッションを通し、掘り下げたい卒論テーマを探索。
専門ゼミナール
ゼミ生には事実に基づいて考え、判断できるような人になってほしいと思います。毎年のことながらゼミで互いに励まし合い卒論に取り組む姿は、陰ながら結構感動して見ているんですよ。
ゼミのテーマは「コミュニケーション+人間関係の心理学」。心理学というと「人の気持ちが分かる」や「悩んでいる人を助ける」などの側面が強調されがちですが、それだけではありません。もっと日常的な会話などの例を取り上げ、コミュニケーションのさまざまな働きと人間関係に果たす役割を学んでいきます。また社会心理学とは、私たちの行動を「個人」としてだけではなく「集団」として考える心理学です。ゼミでは心理学の研究論文を皆で読み、活発に意見交換。各自の卒論テーマを探索することを目標にしています。

舛田 弘子教授
山形市出身。東北大学大学院教育学研究科専 攻。仙台白百合短期大学家政科講師、仙台白百 合女子大学人間学部人間発達学科講師を経て、 2003年より本学。
渡邉 みき穂さん 4年(月形高校出身)
ゼミの雰囲気はとても和やかです。素直に意見を言える場なので、視点や感性の違いが面白く参考になります。先生の明るさに負う部分が大きいです。丁寧な説明にも感謝しています。
松本 純一さん 4年(倶知安高校出身)
ゼミでは自由な視点で発言でき、そこから議論が発展することも。有意義な時間が過ごせます。夏休みに行ったルスツでの合宿は楽しみつつ、卒論に対する考えを深められました。

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